序章
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そこは、あの世の奥底。








弱き者は朽ち、強き者のみが残る弱肉強食の世界。






辺り見えるのは








血、血、血――――





―――――赤い血







そんな地に2人はいた。







『氷』―――――凍てついた感情のない深い深い蒼の双眸。


言葉を発さす、日々何も考えず、目的もなしに生きている。


力無く、その場に座り込んでいる姿はまるで――人形。







『焔』―――――血と同じ鮮やかな紅の双眸。


手には、刃こぼれした血が大量にこびりついた刀。


ただ、ひたすら斬り、生きる目的も忘れた――小さな鬼。







そして、この地で彼女たちは出会った。








「名前、何て言うんだ?」








「………………








「ふぅん……、か。俺は 。俺、お前気に入った………仲良くしようぜ?」












それは、『氷』を溶かす一筋の光。




それは、『焔』を穏やかにする一筋の光。









時が経つにつれ、2人の中で絆が生まれた。





『氷』にとっての一番は『焔』で、『焔』にとっての一番は『氷』。











長い歳月が流れた頃に『焔』が言った。








「死神になろう」














『焔』は続けた。













「地位や名誉のためじゃなく、生きるために」














目的はある。





互いを守るため。










足りないものを補うために、死神になる。













それは、――――――力。









『氷』は『焔』を、『焔』は『氷』を守るための―――――力













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あとがき

序章ですね。

お分かりでしょうが、『氷』がヒロイン1で、『焔』がヒロイン2です。

一応、主役は『氷』のほうになります。
お相手はすぐにわかるかと………